入院の取り扱いで使うチェックリスト

手術室で10年働いた私は、病棟の業務や電子カルテの取り扱い方、記録の仕方など全く分からなかった。手術室師長もスタッフの時には長年の手術室勤務から病棟へ異動になった時に大変だったようで、その経験を元に、スタッフの私たちが病棟へ異動になっても困らないようにと、対策を考えてくれた。その一つが、病棟支援である。今の時代は自部署のみの業務にとどまらず、忙しい部署に支援に行く流れがどの病院でもみられるようになった。支援に行くのも色々な部署へ少しずつ出向くのではなく、手術室と関係のある急性期病棟一つの部署に絞り、まずは入院の取り扱い方を覚えれるようにしていった。この入院の取り扱い一つにしても、たくさんの業務があり、統一した入院取り扱いができるよういにチェックリストがあるが、このチェックリスト一つ一つの項目がほぼ何も分からない状態であった。

その対策として、病棟から手術室へ異動になったばかりのスタッフからマンツーマンで教えてもらったり、病棟スタッフにも協力を得てペアになって動き、少しずつ覚えていけるようになっていった。しかし、毎回入院を扱えるわけでもなく、手術室業務もあるため、最初から最後まで責任をもって取り扱える事例はほぼ無かった。

そこで、私なりに早く覚えれるように、チェックリストの項目を詳しくメモをしていった。電子カルテのどこに入っていて、どこを選択し、どう記入するのかなどをメモを取り、あとでパソコンで打ち直し見やすくしていった。また、入院を取り扱う時には、よく「聞き忘れた!」と何度も部屋を訪れることがあり、時間のロスをしていた。この何度も訪室することを無くすために、患者への説明事や、アセスメントしたい内容などを始めから聞き出せるように自分なりのチェックリストを作成した。この自分なりのチェックリストのおかげで、何度も訪室する手間が減り、業務が滞りなく行えることとなった。

私のチェックリストには、①バイタルサイン ②義歯の有無 ③転倒歴 ④持参薬預かり ⑤入院中の薬管理について ⑥リストバンド装着 ⑦面会についてを最低限聴取してきて、あとでゆっくり書ける用意している。それぞれの病院で入院の取り扱い方が違うと思われるが、自分なりのチェックリストを作成すれば少しでもストレスを減らして入院の取り扱いができると思われる。

入院の取り扱いにも書類の整理や電子カルテの入力に時間が取られてしまうため、点滴や内服、処置なども同時に進行できるように、2人で一緒に取り扱ったほうが、効率よく進むため、可能な限り2人ペアで取り扱うことを勧めたい。

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