看護師を辞める直前に思うこと

異動者の発表早くない?

退職の1か月以上前に異動者の発表があった。いつも発表はこんなに早かったっかな?と思いながら自分の名前が載っているのを凝視した。ホッとした思いと不安が入り混じった複雑な心境だった。なぜなら、看護部長に退職の決意表明をした時に「だめです」と冗談なのか分からない反応をされ、私の心境は少しモヤモヤとしていたからだ。本当に退職の意向が伝わっているのかという不安はあったが、事務的な手続きも進めていたこともあったのだと思う。しかし、同時に本当にこの職場から離れるんだという寂しさと不安を感じたのも事実であり、今まで一緒に働いてきた仲間と離れるのは辛いものだ。看護師という安定した職業であり、一定の賃金と休暇と福利厚生の充実は何よりも惜しまれる。

異動者の発表が1か月以上も前にされたため、退職するまでの間に何人もの人から声を掛けられる。なぜ辞めるのか、次の職場はどこか、中には一緒に働きたかったと言ってくれる人もいた。「もったいない」「しっかり休んでね」「寂しい」と様々な声をかけてくれることは、とてもありがたく、今まで関わりをもった人たちとの別れは本当に寂しい。こんなに早く発表されると、まだ1か月も働くのにみんな退職するのを知っているというのが変な気持ちだが、別れを惜しみながら働くのも悪くないかもしれない。

人間関係に恵まれる

私は職場の人間関係には本当に恵まれていたと思う。まだ経験が未熟な時は先輩から注意されることもあったが、注意してもらわないと分からないことであるし、指導してもらえてとてもありがたかった。一緒に働くみんなが好きだった。中には苦手な人もいたが、不思議なことに苦手と思っている人はしばらくすると異動したり、退職したりと私のもとから離れていくから不思議なものだ。もっとも病院というのは異動がつきもので、いずれ誰かは異動になるため、ずっと一緒に働くということはない。普段の付き合いは良い人だが愚痴を言うばかりで改善しようとしなかったり、言い方が大人げなかったりする人は苦手で、自分から歩みよることはしなかった。自分まで負のオーラにまとうことはしない方がいい。

また、第一印象で何となく苦手だと思っていた人が、実はといてもいい人で話しやすかったり、分からないことを教えてくれたり、話しかけてくれたりする。勝手な印象で決めつけてはいけないなと改めて感じ、40歳を過ぎた今でも反省と学びがある。人生はまだまだ学ぶことが多く、自分も未熟である。本当に今までの出会いに感謝である。この人間関係と別れるのが一番辛いかもしれない。

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