先日、看護部長に決意表明をした。
私:「お話したいことがあるので、今日か明日どこかでお時間もらえますか?」
看護部長:「今日、話そう」
ドキドキしながら看護部長室へ向かった。ちょうど1か月前にも、仕事を辞めたいと看護部長に話をしていた。その後も私の心境には変化はなかった。勤務の前日にはよく眠れず、病棟へ向かう足取りは重い。現場に来てしまえば、そこには役割があり責任があり担当患者がいるため、頭を切り替えて体を動かす。そんな毎日を送っていた。
しかし、1か月前に辞めたいと話してからの精神的負担が現在は少し楽に感じる。それは、きっと師長、看護部長に相談し少し心がスッキリしたこともあると思う。また、優しい言葉をかけてくれる師長のおかげだ。そして、夫、母、子供も私が辛い状況であることを知っており、特に夫と母は気にかけて話を聞いてくれたり声を掛けてくれる。それに付け加えて、最近始めたブログ。挑戦してみたいことがでてきたことや数か月後には仕事を辞めるという思いから心が軽いのではないかと思う。もし、一人で苦痛を押し殺して我慢し続ける状況が続けば、私の精神はすでに崩壊していたかもしれない。
先日、看護部長に決意表明をした話であるが、「3か月後には仕事を辞めたい」という思いを伝えた。不眠が続くこと、病棟を離れて手術室勤務を10年続けてきたブランクを乗り越えるために病棟の仕事内容を覚えるのに必死なこと、様々な業務改善の改革が行われており付いていけないこと、自分の中で目標が見えないこと、仕事を楽しめてないことなどを話した。病院としては人員不足の中、一人でも辞められることは避けたいことだろう。でも、きっと私だけでなく、何人も手を挙げていることは予想がつく。私は「すみません、お願いします」というと、看護部長は「だめです」と言う。特に強い口調でもなく、冗談半分の笑みを浮かべながら。とりあえず、私の思いは受け止めたが、辞めてほしくないと言い、部署異動や非常勤への変更や休暇の提案もあった。看護部長は「引き止めたいと思わない人には引き止めないが、引き止めたいと思うから引き止めているんだ」と言われ、嬉しかった。こんな私でも、そんな風に思ってもらえたなんて光栄なこと。本当に辞めていいのか自分・・・。とも思ったが、自分の中でよく考えて出した結論であったはず。そして、もし部署異動したとしても、今後の役割負担や生活リズムは変わらず存在する。そして、また辞めたいという葛藤と闘うのが予想できる。定年後まで健康で生き生きと働き続けるためには、環境を変えなければいけない。歳を重ねた分、与えられる役割と責任が私にはきっと荷が重すぎる。頭も良くないし、理解するのも遅い。看護師として何かを極めているわけでもない。急変なんかがあればパニックになるし、自信がない。退院調整も面倒だし、毎日の患者さんのお世話が苦痛になってきている。こんな中途半端に看護師として歳だけ重ねて、今後の看護師人生に自信が持てないまま続けれないのが正直な気持ちだ。要するにこれは「逃げ」なのか。看護部長にも言われた。「ライターをやりたいと言うのが、もし逃げになっているのなら良くない事だ」と。その通りだ。私は逃げているのか。毎日、自問自答している。
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