中堅看護師の適応障害

適応障害とは?

環境の変化による強いストレスが原因で、心身に不調が現れ社会生活に支障をきたす状態をいう。主な症状として、抑うつ気分や強い不安感、イライラなどで、不眠、食欲不振、遅刻・欠席などの行動変化もみられる。改善方法としては、ストレス要因から離れることや休養、休職、環境調整、カウンセリングなどがある。

看護師は発症しやすい職業

看護師は、緊迫した現場責任や不規則は勤務体制、複雑な人間関係などから適応障害を発症しやすい職業の一つとされている。私も約20年の看護師歴があり、今まで外科病棟、手術室と経験し、急性期病棟(すべての診療科の急性期が集まる)への異動は不安ではあったが頑張れると思っていた。長年、手術室という閉鎖空間にいたせいもあり、慣れない電子カルテ操作や内科医師との調整、その他の様々な調整など新しいことが沢山ありストレス要因は多かった。慣れるまでの辛抱だと思い頑張ってきた。ストレスを感じながら仕事をしていたが、今までの看護師としての経験もあり、まさか自分がなるはずがないと思っていた。

精神症状が徐々に悪化

実際に病院には行かなかったため診断は受けていないが、薄々と感じ始めていた。異動となり新しい環境で頑張ろうと張り切っていたが、何がきっかけで私の心は崩れ始めたのだろうか。朝の情報収集での動悸、疲労感、趣味に打ち込めない、集中力の低下から始まり、夜勤前の下痢、不眠、慢性的な頭痛と症状は悪化していった。

自分に言い聞かせながら仕事をする日々

はじめは、もともと頭痛持ちだったこともあり、「疲れが溜まっているんだろう」「まだ異動して数か月だし今は頑張るしかない」と自分の中で解釈していた。プライベートではカフェに行ったりライブに行ったり、旅行にも行き息抜きをしていた。もともと多趣味であることや、色々なことに興味を持つ性格もあり、新しいことに触れるようにしていた。旅行はずっと前から計画していたこともあり、仕事は辛いが楽しみにしていた。リフレッシュして頑張れると思っていた。しかし、旅行を終え通常勤務に戻ったとたん、トイレを出て鏡に映る自分を見たら急に涙が出てきたのだ。鏡を見ながら「自分はなんでこんな苦しい思いをして頑張っているんだろう」「大丈夫か?自分」と考えていたら涙が溢れてくるのだ。これをきっかけに、もう駄目だと確信した。このままではいつか精神的におかしくなってしまう。その前に自分を守らなければと直感的に思い、すぐ上司に相談した。

自分を守る

退職して約1カ月になる。好きな時間に起きて、3食しっかり食べて、散歩して、会いたい人には会って自由に過ごした。おかげで、慢性的な頭痛はすっかり治まり、便通も良く、疲労感はない。今まで手が付けれなかった部屋の片づけや趣味もできるようになった。テレビを見て笑うことも多くなった。こんな自分に会い、テレビを見て楽しく笑うこともしていなかったことに気づいた。少しずつ良くなっているのを自覚している。

再就職を考える

ゆっくり休んでから次の仕事を考えようとしていたが、ご縁もあり再就職先を決め就職試験だけは受けておくことにした。無職の状態でいることじたいも不安要素であるため、就職先が決まっていればそれに越したことはないと考えた。私の場合の実質の休暇は3か月となる。その間に、アルバイトで少しずつ馴らしていこうと思う。

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